ゆっけのFP雑記

日々の生活のお金の話を書いていきます。

生命保険。「掛け捨て」と「貯蓄型」どちらがいいの?

 

私がFPとして相談に乗っていて思うのは、

多くの方々が保険料を掛け捨てるのは損だ、と考えていることです。

 

 

結論から言いますと、

保険は掛け捨てた方が良いです。

 

 

例えば、ある保険会社のもので試算をすると、

30歳の男性の場合、

 

〈掛け捨て〉

保険金額1,000万円 60歳まで

→月々 1,780円、総支払い 640,800円

 

〈貯蓄型〉

保険金額1,000万円 60歳まで

→月々 21,740円、総支払い7,826,400円

※60歳時に解約で、8,711,800円の解約返戻金。(返戻率111.3%)

 

 

この場合にそれぞれの実質負担は、

 

掛け捨て -640,800円

貯蓄型  +885,400円

 

となるので、一見貯蓄型の方が良さそうに見えますが、

掛け捨てにすると月々19,960円浮きます。

 

 

これを積立で運用に回すと、

年利1.68%以上の運用効果が出れば貯蓄型生命保険の受取総額を超えます。

 

また確定拠出年金で元本保証型に入れて、

所得税・住民税率が合計30%以上であれば、

還付額との合計が貯蓄型生命保険の受取総額を超えます。

 

 

なので個人的には、

貯蓄型の生命保険で保証を取りつつ老後の貯金をする、

よりも、

掛け捨てで保障を持ちつつ確定拠出年金で老後の貯蓄をしていく

こちらの方がよいと思います。

 

 

最も、確定拠出年金は月々の拠出限度額があるので、

そこまでは確定拠出年金でやった方がよいということになりますね。

 

 

ちなみに20%の源泉分離課税を考慮すると、

浮いた19,960円で年利3,02%の運用ができれば貯蓄型の生命保険より効果的になります。

 

 

近頃の生命保険の乗合代理店では、

販売手数料を稼ぎたいがために、貯蓄型の生命保険を勧めてくる場合もあります。

 

 

保険を考える上では様々な立場からの意見を取り入れて、じっくりと検討していくことが必要かもしれませんね。

資産を増やすこと ~貯蓄編~

 

今回は資産を増やすことについて書いていきます。

 

(1)貯蓄をする

 

ここでいう貯蓄というのは、金利のつかない(もしくはほぼ無い)普通預金などへの貯蓄方法を指します。

 

先ずは必要貯蓄率を求めます。

必要貯蓄率はこちらのページで詳しく解説されています。

第277回 老後のお金と必要貯蓄率の計算式 | 山崎元「ホンネの投資教室」 | 楽天証券

 

f:id:financial-y:20170808164207g:plain

 

S=必要貯蓄率、A=現在の資産額

a=残りの現役年数、b=老後の年数

P=年金などの老後の収入

x=老後生活費率、Y=手取り収入額

 

を入れて貯蓄率を求めます。

計算が苦手な方はこちらをお使いください。

www.dropbox.com

 

 

例えば、

現在30歳、年収500万円、銀行預金500万円

生涯平均年収700万円想定(手取りが80%ほどだとすると約560万円)

退職金1,000万円想定

65歳まで働き、90歳まで生きると仮定します。

 

就職した年齢が23歳だとすると、老齢年金額は約214万円/年です。

計算は以下の記事を参照ください。

 

このとき、

A=1,500万円、a=35年、b=25年

P=214万円、x=70%、Y=560万円

ですので、

 

S=(0.7×560万-214万ー1,500万/25)/{(35/25+0.7)×560万}

S=(392万-214万-60万)/(1.4+0.7)*560万

S=118万/1,176万

S=0.10034…≒10.0%

(※計算ツールは1万円未満も計算しているため、若干計算がズレています。)

 

 

この求めた貯蓄率は老後に対しての貯蓄です。

教育資金や住宅資金などは別途貯蓄していく必要があります。

 

現在の貯蓄金額が決まったら、これらを自動で貯蓄できる仕組みを作ります。

 

自動送金や、定期積立、財形貯蓄制度など強制力のあるものが望ましいです。

またいくらかの割合で運用に回してもいいかと思います。

 

運用に関しては別途記事にて記述します。

 

【目次】お金を考える全体像

 

私達が考えるお金の全体像は、

可処分所得を増やすこと

②資産を増やすこと

③資産を守ること

の3つに分類されます。

 

早速ですが、順に解説していきましょう。

※随時別記事にて詳細を書いていっております。

 

 

可処分所得を増やすこと

(1)給与を増やす

(2)副業をする

(3)固定費を削減する

(4)無駄な支出を削減する

 

 

②資産を増やすこと

(1)貯蓄をする

financial-blog.hatenablog.com

(2)運用をする

 

 

③資産を守ること

(1)保障を確保する

 

※それぞれ別記事のリンクへお進みください

健康保険と高額療養費制度

 

日本は国民皆保険制度なので、皆さん健康保険には加入しているかと思います。

 

 

実は健康保険には様々な保障があることをご存知でしょうか?

 

あまり知られていない内容まで、今回は簡単に解説していきます。

 

 

 

1番の基本は、健康保険証を出すと3割負担となることです。

 

これは年齢によって負担割合が変わってきます。

 

小学生未満の子どもと、70〜74歳の方は2割負担、

75歳以上は1割負担となります。

 

 

子どもの場合は、健康保険ではなく地方自治体が医療費を助成してくれので、

中学3年生までは無料ないしは300〜500円の実費負担で済むはずです。

 

 

また高齢者の場合は、現役並みの所得があると3割負担に戻されます。

※現役並みの所得とは、課税所得が145万円以上かつ⑴高齢者が複数いる世帯は収入が520万円以上、単身の世帯は383万円以上)、または⑵本人と70歳以上の同一世帯にあるものの収入合計が520万円以上、の場合を指します。

 

これが基本となります。

 

 

 

ここで重要になってくるのが、

高額療養費制度です。

 

 

簡単にいうと、額面月収(正確には標準報酬月額)によって、

1ヶ月の医療費の自己負担上限額を定めてくれている制度です。

 

 

この上限が、

ア.標準報酬月額83万円以上

252,600円+(総医療費-842,000円)×1%

イ.標準報酬月額53〜79万円

167,400円+(総医療費-558,000円)×1%

ウ.標準報酬月額28〜50万円

80,100円+(総医療費-267,000円)×1%

エ.標準報酬月額26万円以下

57,600円

オ.低所得者(住民税が非課税など)

35,400円

となっております。

※総医療費とは、3割負担になる前の全額の医療費のことです。

 

 

例えば、1番対象者が多いウ.の人の場合、

1ヶ月に100万円の医療費の場合、

80,100+(1,000,000-267,000)

=80,100+733,000×1%

=80,100+7,330

=87,430円

となります。

 

つまり、1ヶ月の医療費の内、払わなければいけない分は、87,430円となる訳です。

 

 

実際にこの制度を使う場合、

100万円の3割分、30万円を先に病院の窓口で支払い、

その後差額分の約21万円を返金してもらうと言った流れになります。

ちなみに返金までの期間は3ヶ月以上かかります。

 

 

もしこの高額療養費制度を利用しそうなことが予めわかった場合には、

先に申請しておくこともできます。

限度額認定証というものを先申請で作っておくと、病院窓口での支払いが自己負担額のみで済みます。

つまり、返金を待つ必要がないということです。

 

これらの制度は、約半分の人しか利用していなく、

申請をしていない場合には必要以上に医療費を支払っている可能性があるということです。

 

 

覚えておいていただくと便利なものとなります。

 

 

今年は市販薬を買ったレシートを取っておくべし!セルフメディケーション税制とは?

セルフメディケーション税制とは、

簡単に言うと年間1万2千円以上市販薬を買うと税金が返ってくる制度で、2017年から始まりました。

 

この市販薬というのは、正確に言うとスイッチOTC医薬品(要指導医薬および一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)というものになります。

 

 

この制度を利用すると、市販薬の購入金額が1万2千円以上超えたときに、超えた金額分が所得控除になります。

つまり、超えた金額分には税金がかからないということです。

 

 

具体的に計算をしてみると、

例えば、所得税率20%住民税率10%の人が年間5万円の市販薬を購入した場合、

 

50,000-12,000=38,000

つまり38,000円の所得控除。

38,000×(20%+10%)=11,400

よって、税金11,400円返ってきます。

 

これはちょこっと嬉しいですよね。

 

 

ちなみに、税金の還付を受けるには、

購入した市販薬の領収書を持って確定申告をすればオッケーです。

 

また対象の市販薬には、税控除と書かれたシールが張ってあります。

 

 

この税制が実施された背景には、「自分で治せる軽い風邪などは病院へ行かず、自分で直してくださいね」といったメッセージがあります。

 

こういった国の税制の変化には、ほぼ必ず何かしらの狙いがありますね。

 

 

ではでは今回はこの辺りで。

自己紹介

初めまして!

 

都内でFP(ファイナンシャルプランナー)をしているサラリーマンです。

主に相談業を中心に普段は仕事をしております。

 

このブログでは、

お金に関する基礎知識から、国の制度や時事的なお話、

また、ちょっとお得な雑学のようなものも書いていくつもりです。

情報発信と私自身のアウトプットとして行っていきます。

 

なぜこのようなブログを立ち上げたかと言いますと、

私が仕事をしている中で、

「お金のことに関して、しっかり知っている人と知らない人の差が大きいな」

と感じたからです。

 

日本では知っている人が得をして、知らない人が損をする世の中です。

 

私自身の個人的な考え方ですが、

努力をしない人は救われなくて当然だと思っています。

 

しかし、真っ当に生きたいという気持ちがあるにも関わらず、

知識や情報を得ていないだけで損をすることや、救われないといったことには反対です。

 

特にお金に関しては、それが顕著なのではないかと思います。

私の個人の仕事ではこの問題に対して向き合っているところですが、

物理的に会うことのできる人を救うことに留まります。

 

このブログを通じて、

1人でも多くの人たちがお金に関して損をしないような、

そしてちょっぴり得できるような、

そんな情報を発信していけたらと思います。

 

どうぞよろしくお願いします^-^